【ご相談】いつもちょっかいをかけてきて、そして喧嘩になる子がいて困っています。
愛知県弥富市にて0~10歳向けの幼児教室を開いています。
エンジェリックスマイルの中島です。
賢く育てる家庭を目指し、すぐに結果を求めないというスタイルで幼児教室をしています。
今日のご相談は喧嘩になってしまう特定の子がいて困っています。
こんなお話を聞きました。
特定のお友達が仲が良いとかそういう関係ではないということ。
そして、こちらからはほとんど関わりを持っていないけれど、ちょっかいをかけに隣のクラスからわざわざ来て最後は喧嘩になってしまうとのこと。
そして、何よりもこちら側が悪いと相手の親に言われてしまうことが気にかかっているように聞こえました。
お母様が大切にしていることは、コミュニケーション能力
相手にならないようにうまくやって欲しい!!
お話を聞きながら、ちょっと私的に違和感を感じたことは・・・
「コミュニケーション能力を大事にしたい。だから、関わらないようにうまく・・・」
む・・・難しい
子どもに分かりにくいんじゃないかな~と感じたのは私だけでしょうか?
コミュニケーション能力って????どこを基準にするのか・・・
お母さんの気持ちはとても共感する。
私も我が子たちにはお友達とうまくやってほしいと思っていたから・・・(過去形・・・笑)
周りとの関わりを大切にする子に育てるには
何より大切なことがある・・・
それは・・・
自分の気持ちを大切にできること。
どうしたいのか考えられる子
ちょっかいをかけられて、その誘いにイヤイヤ乗っているのだろうか。
それとも仕方なく・・・?
相手が手を出したから、こちらも手を出すって・・・本当に両成敗?
やられたらやり返すことが本当のコミュニケーションなんだろうか?
まずは・・・その子自身がどうしたいか。
本当にイヤイヤ誘いにのって仕方なく手をだしているのか。
大人の決めつけなしで、じっくり話し合ってほしい。
そのお友達にちょっかいを掛けられて、あなたは本当はどうしたいの?って。
そこを真剣に考えて、行動していくこと。
ここが一番のポイントなんじゃないかな。
「無視しようと思っても・・・できなかったんだよー」だとしたら、
できなかった自分の責任・・・なんだよな。それ
「叩いてきたから、我慢できなかった。」のも自分なんだよな~。
次男3年生の時「ぶっ〇す事件」
我が家の次男は人が大好き。
みんなから一目置かれている子にも、声をかけてしまう。
まあまあ色々小さな事件は起こっていた。
骨折でギプス中の足を蹴られる。
雑巾がけ中に腹をけり上げられる。
(まあ・・・どんな状況でどんなかは聞いているだけで本当のところはわからないけど)
図工の時間にそのお相手が次男のテーブルまで遠征してきて話しかけてくる。
次男は「自分の席に戻って」と伝えた。
すると
段ボールカッターを振りかざして「ぶっ〇す」と言われ、しばらく怖い想いをしていたことがあった。
私もあれこれやってみたけど、結局は・・・
周りみたいにその子が寄ってこれないくらいのなかなかきつい対応をすることもできず、
機嫌よくやってくると話相手をしている日が続き。
「ある日、○○くんもう優しくなったよー。」と嬉しそうに話していた。
それを聞いた長男は「変わるわけないし・・・」とつぶやく。
ここが長男と次男の違い。
長男は「この子の特徴として捉えて対応していくこと。」
諦め?なんて言われるけど、そうではない。
その特徴を生かして、自分はどう行動していくか・・・を考えていくタイプ。
次男はいつでもリセットしてどんな時も付き合っていくことができる。
そして誰とでも楽しく過ごそうとする。
いや・・・どうせなら楽しく過ごしたいと思って関わっていく。
だから・・・そのお友達はいつでも次男にちょっかいをかけにくるのです。
そんな子の大好物!!な次男くん。
これ・・・お相手だけのせいではないのです。
「距離を取りなさい」とどんなに話しても次男にはできないのです。
だってどんなことも楽しく過ごしたいと望んでいるのだから。
「じゃあーどうすりゃいいのーずっとこのままなんですかー?」
子ども自身にどうしたいのか聞いてみるのが一番。
そして、そのために行動できるか・・・
そのためにどうしたらいいのか。
毎回、いろんな感情をリセットして付き合う次男に無視はできない。
としたら・・・次男くん考える考える。
「・・・なんとなく、わかってきたから今度は危険だな~と感じるちょっと前に離れてみる」
あーいい感じ。
ちょっとやってみよう笑
「今日はちょっと遅かったから・・・次はもう少し上手に話題を変えて今度は逃げる」
いいじゃんいいじゃん。やってみなよ。
それはすべて自分のためなんだよ。
だって、これからそんな人たちに出会うこともあるのだから、
その時どうしたらいいのかの経験値が手に入る。
相手が・・・とフォーカスしている以上、解決策は見つからない。
ある程度やってみて、それでもあー無理!!とかになったら
最後はお母さんが守るからー。
(なんなら今からでもいきましょうか?笑)
次男「どう守るの?」・・・
母「学校に乗り込んだり・・・学校を辞めたり・・・相手の親と話し合ったり・・・先生に相談したり・・・
お引越ししたり・・・あと何がある??笑」
次男「いや・・・そんなに大変なこともないから・・・」
母「えーーーーそうなの?まあ・・・それくらいあなたを大事に思っているいうことだよ。」
その後は・・・上手にコミュニケーションを取りながら逃げられるようになったのは時間の問題でした。
今日もね。
足をプラプラわざとぶつけてくるんだよー。
でもね。まあ・・・それも楽しいかな~って思って、タイミングをみてうまく逃げた!!笑
いいぞいいぞ・・・
自分がどうしたいのか?
それを大切にすることは、結果・・・
相手ともうまい距離感が保てるようになる。
どこまで言っても相手は変わらないし、変わるわけがない。
・・・としたら、今できる事を見つけていくことが相手とうまくコミュニケーションが取れる秘訣なんじゃないかなーと私は思う。
自分はもう関わりたくない!!と思えば、関わらないためにはどうしたらいいのか。
そっけなくすることでうまくいく場合も、そうでない場合もある。話し合いが必要な時だってある。
うまくやっているように見せかけて逃げたい。ならどうしてうまくやっているように見せかけなきゃいけないのか?
やり返しが怖いのかもしれない。
だとしたら・・・その危険対策のほうが大事になってくる。
仲良くやりたい!!ならそれこそ、コミュニケーションの取り方のヒントが必要かもしれない。
自分がどうしたいか・・・ここに時間をかけることが大事。
自分の行動にも責任を持つこと。
どんな方法も間違いではなく、正解もない。
自分がどうしたいか・・・それに合わせてどう動いていくか。
この大切なことを時間をかけて見つけてみてね。
世の中には通用しない時があるから、そこは大人が判断して危険から守ってあげてくださいね。