【中島優子ヒストリー】第1話~夢が叶ったと思った20代~
◎【中島優子ヒストリー】第1話
短大を卒業後、私立保育園に就職
子ども好きだった私の夢が叶った!!・・・はずだった。
でも、私にはもう一つ夢があり・・・あまり話したことがないのですが、
実はウエディング奏者になりたいと思い始め、練習を始めていたのです。
私・・・パイプオルガンが弾きたかったの。
幸せいっぱいのあの空間で演奏がしたかったのです。
就職の年、あと1年間真剣に取り組みその夢を叶えたいと両親に話していた矢先
地元の園から就職のお誘いを受けたのです。
そして保育士の道へ
当時の私は真剣に悩み、優先順位を考え、保育士という道を選ぶことにしました。
実習園での経験から、保育の手がしっかりと行き届いている園に共感したことが決めてであった。
・・・が、実際に保育という仕事がスタートした3月。
子どもたちはとっても可愛かったのだが、仕事をするということがどれだけ大変か。
勉強だけをしてきた学生時代がどれだけ楽だったのか。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
保育が手厚いということは、それだけ先生方が頑張っているのだという当たり前のことを知りました。
私は必死にカリキュラムについてくだけの毎日。
毎日毎日、遊ぶ時間もそれほど取れないようなカリキュラムは
小学校に入るまでのすべてを園が行ってくれる。
忙しいお母さんたちにはとても人気のジャンボ園。
当時の私は年少担当。
親と離れて初めて生活を送る新入園児クラス。
そこで子どもたちの様々な姿を目の当たりにしました。
お母さんが想像している姿とは違った様子で過ごす子
お母さんの心配同様の姿を見せる子
どんな時もイキイキして過ごす子
いつもいつも消極的な態度を見せる子
自発的な行動が多い子少ない子
何が違うのだろう。
次の日の保育の製作準備、毎月のお部屋の飾りつけ、子どもの成長記録など業務に追われながら
観察の日々が続きました。
その中で私にとって切ないことが4月の入園直後、起きました。