小さなうちから積み重ねていくこと。この差をどう考えますか?
寒い朝の綺麗な朝焼けに毎日、ワクワクしています。
毎日毎日寒い日が続きますね。
寒いことが本当に苦手な私でも・・・あの朝日が昇る前に出会ったら
一瞬で、寒さを忘れてしまいます。
朝の空のコントラスト。
本当に一瞬一瞬で姿を変えていく。
こんな特別な朝ではないのに、どうしてこんなに心を奪われていくのでしょう。
当たり前のことなのに・・・なぜ感動するの?
どうしてこんなに当たり前の様子に何度も感動をするのでしょうか?
今日はこんなことについて考えてみたいと思います。
今日はゆっくりな朝だな~。
天気がいいな~。
今日の空の色はきれいだな~。
毎日、当たり前のように朝がくる。
それでも、何度も朝の様子に感動する。
ゆっくりゆっくり夜が明けていくことになぜだか感動する。
もしも、夜から昼が一瞬で切り替わったら???笑
もしも・・・そんなことが起きるとしたら、
「あ!!昼になった。」とその瞬間に気づきを得るのかもしれない。
いつ変わるのか・・・これはちょっとワクワクするかもしれないな~私。
もしも、おひさまの都合で、陽が昇る日と昇らない日があるとしたら??
今日はどっち??とドキドキしながら、真っ暗な昼に準備をしなければいけないかもしれない。
今日は大切な用事があるのに・・・と不安になるかもしれない。
イライラするのかもしれない。
結果はいつもわかっている。
そんな中にも、きれいだな~と感動を覚える時間には陽が昇るスピードに秘密があるのかもしれない。
だってやっぱり結果はいつも変わらないから・・・
毎日、結果は一緒じゃん~♫だって絶対、陽は登る!!
毎日、繰り返されること。
陽は昇り、陽が落ちる。
365日、毎日繰り返されることなのに、今日はどんな朝かな~。
明日はどうかな~??とワクワクしながら、戸を開ける。
今日は陽が登るかな~なんて思ったことは一度もない!!笑
同じ様子になぜ感動するのか。
サクサク・・・となんの余韻もなく決まった時間に決まったように
陽が昇ったらどうなのか?
そんなことをふと考えた朝でした。
ある幼児教室の日、まだ8か月のお子さんが持ってきたボールがコロコロと転がる。
それを一生懸命に探している様子でキョロキョロとする。
それを見つけた私も一緒にキョロキョロする。
そんな様子を見たお母さんは、「はい!!ここにあるよ」
とそのボールをいとも簡単に差し出す。
ボールを探す私たちに「ほら見てごらん♫」と言いたそうな顔で・・・笑
確かにボールを見つけ出すという目的は達成されたように感じる。
探していたボールが見つかったのだから。
でも、私も一緒に見つけ出せなかったわけではない。
私も一緒に探すことに意味を含ませていたのです。
子どもと同じ目線で物を見るということ!!
大人が最短距離でボールを見つけ出すこと
子どもが試行錯誤して探し出すこと
これはゆっくりと陽が昇る・・・とよく似ているのかもしれない。
ボールを再び手に入れるというゴール
朝日は必ず昇るというゴール
このゴールに向かってどの道をどのくらいの時間をかけてたどっていくのか。
自分が持っていたボールが突然、目の前から消えてしまった。
どこか近くにあることは間違いない。
それでも、どの方向に飛んでいったのか。
どの距離を飛んで行ったのか。
その時その時違いがあるはず。
まずどの方向に目をやろう。
その方向に身体を向けてみよう。
ちょっと前に進む?後ろに下がる?
もっと上のほうを見る?
もしかして机の上?
ちょっと手を伸ばしてみる?
もっと大きくなれば、おおよその見当もつくようになる。
または、前回のことを振り返って、記憶を引き出すということもするかもしれない。
その場の状況を読んで、物の影になっているかもしれないと考えるかもしれない。
たったボールが消えた!!ということの中でも、子どもはいろいろなことを考えている可能性が考えられる。
どの道をどのくらいの時間をかけて通るのか・・・ここに秘密がある。
いつもいつも同じ道を通り、最短距離でゴールを手にする子ども。
その時々に通る道が変わり、今日はどれだけの時間がかかるのか自分自身もわからない子どもたち。
幼児教室をしていると・・・大半のお母さんが、最短距離で子どもに手渡す光景が見られる。
あまりにもスマートすぎて、一緒に「どこどこ?」と言っている私が意地悪なんじゃないかと思ってしまうほど・・・笑
そう、私は意地悪をしてるわけではない。
ここに子どもたちのワクワクを引き出すポイントがあると信じている。
さっさとボールを見つけ、差し出された子どもたち。
あーでもない。ここでもない。と探し回ってやっとの思いで、見つけ出す子どもたち。
どちらの子どもが見つけた時の感動が大きいのか!!
そんな関わり方に子どもの能力を伸ばす秘訣がある。
身体を動かすことで記憶力が高くなる!!
能力を伸ばしたい!!と願って幼児教室を訪れる。
それなのに、子どもの仕事を奪い続ける子育てをし続ける子育て
身体を動かすことは、運動だけではないのです。
身体を動かす筋肉を使う事で記憶力がアップします。
身体を動かすことで脳内のカテプシンBが増える。
カテプシンBが増えることで記憶力テストの結果が向上するという研究結果もでている。
どうやら、カテプシンBが海馬の働きを良くしているようだ。
自分の身体を使って探し出し、どこにあるかな~のワクワクといつになったら見つかるの~のイライラを味わいながら、やっとの思いで見つけ出す!!
そんな時間は心と脳を育てていくとっても簡単な家庭でできるお母さんのお子さんのリズムだと思っています。
こうやって、小さなうちから積み重ねていく子どもたちと
学習が始まってから、教科書などから記憶をしようと頑張る子どもたち。
この差をあなたはどう捉えますか?