【中島優子ヒストリー】第4話~こどもが教えてくれた私の生き方~
【中島優子ヒストリー】第4話
様々な葛藤を抱きながら、常に学ぶことは続けていた。
私の子育ての目標のために。
目標を見失っては、原点に戻り・・・
行ったり来たり、そんな数年間だったような気がする。
続けていたこと・・・それは学び。
学びは毎回、子どもたちとの新しい視点を教えてくれた。
ベビーマッサージ
ベビーサイン
リトミック
コーチング
ある日・・・たしか、お天気の良い午後4時ごろ、
車の助手席に乗っていた長男8歳
何気につぶやいた私の一言に
「お母さんのその考え方はすきじゃないな~」
それを聞いた私は
ハッとした・・・
この子は自分の考え方を持っている。
そんな当たり前のことに今まで気が付かなかった。
そうだ・・・子どもは私と同じ考えた持つ人ではない。
一人の人なんだ。
この目の前の8歳は客観的に物事を捉えている。
この考え方をする私が好きじゃないと言っているのではなく
私の一部が好きじゃないよ!!と言っているのだ。
30数年生きてきた私の人生に衝撃が走った。
なんという小さな見方しかできない人生を送ってきたのだろうか。
私はこの子たちの母親であることに自信を無くしてしまいそうになっていたのだがそうではなかった。
この子たちが私を人として成長させるために私の元に来てくれたんだ。
もうこのころから感謝しかなかった。
そこから、子どもが自分で考え答えを導き出していける教室を確立しよう。
ただ・・・ひたすらそれだけを考えてここまで続けてきた。
子どもが考える事ってどういうことなんだろう。
私にできる事って何なんだろう。
そんなことを考えているうちに私の生きている意味を考えるようになった。
私は何のために生まれてきたのだろう。