やっぱり自分の手で作るって良いものだ!!
ドンドン便利に進化していく世の中。
見た目も素敵で魅力的なものが溢れている。
こんなものが欲しい~と思えば、インターネットですぐに買える。
子どものワークも無料でドンドン手に入るこの時代。
本当に便利になったな~って満足していますか?
もちろん、すぐに解決できて、子どもたちにもリアルタイムで答えを教えてあげられるからお母さんにとっても便利な世の中になっているに違いない。
買い物にでなくても、欲しい物が次の日に届くなんて・・・
共働きの家庭にとっても本当に便利な世の中になっている。
でも、便利なものや既製品のものばかりに囲まれた中で本当に心から喜びを感じる事はどれだけあるのか考えたことはありますか?
ちょっと今の生活を見回して、喜びを感じる毎日になるきっかけになったらいいなぁと思います。
この不格好なイチゴ大福がすごくおいしかったのです。
子どもが生まれた時に、どうしても欲しかった餅つき機。
今では、お正月に羽二重餅のもち米で作っておやつにすることが恒例になっている。
今年も蒸したお米がグルグル回る様子に惹きつけられて、あっという間にみんなが集まってくる。
いつもは呼んでも返事をしないような思春期の子どもたちも呼びもしないのに・・・。
お餅なんて、すぐ買えるこの時代!!
蒸したいい香りの中、グルグル回るもち米を見ることが大好きな私。
ドンドン変化していく様子を見逃したくない笑
時々、「助けてー」と回りづらそうにしている餅を救出すべく、見守り続ける!!
今年はイチゴ大福にしましょう。
お正月の話をしているときに次男が「今年はイチゴ大福にしよう!!」をいう会話になりました。
毎年、弟が買ってきてくれるイチゴ大福が本当においしいので、だれしもこんなイチゴ大福を想像をしていました。
次男の何気ない一言から始まったイチゴ大福。
母がもち米を準備
餡子の準備
父が蒸らしをセット
弟夫婦がイチゴを買い出し
みんなが動き出しました。・・・私は監視係・・・笑
子どもたちが工程を管理しながら、気が付いた時にはすでに作業が始まっていた。
これが、もしも買ってきたイチゴ大福だったらどうだったでしょう。
みんな、座って箱から出し、すぐに手に取り大きな口にぱくり♫
きっと食べるよ~と言ってから、30秒ほどですでに口の中でしょうね。
もちろん、味の想像はできていて、おいしいことも知っている。
提案から始まったイチゴ大福はすでに取り掛かって少なくとも2日はかかっている。
もう、この段階から出来の良し悪しなんて関係なく、ワクワクが始まっているのです。
時間がかかることってどうなんだ??
この便利さを使わない手はないでしょ。
私も確かにそう思っている。
でも、子育てにおいてはどうなのか?
おいしいイチゴ大福を食べる思い出ももちろん良い。
わあ~イチゴがはみ出てきた!!
手にくっつく!!
私、餡子ぬきにしよー!!
お餅の量が多すぎたー。
ぎゃーーーー!!
もちろん、時間の余裕も必要ですから、
毎回、何でも・・・というわけにはいきません。
でも、おいしく食べることだけを目的にしてたら、準備して作ることなんて面倒くさいじゃん。
言い出した次男は作ることが大好き。
彼らしい提案だな~と思っていたら、あまりのちびっ子の多さに何にもせずに食べる専門に回る次男。
でも、彼の提案からみんなが動き出したことに意味がある。
その提案をそれがいいー!!と賛成して何人もの大人がそれぞれサポートを始めることも素晴らしい。
その様子を見て、子どもがワクワクして集まってくるこの光景に私はワクワクしてしまう。
ワクワクした子どもたちは、何も言われなくてもドンドン自分たちで仕事をみつけて動き出す。
こんな毎日を送っている子どもたちは、指示待ちの子どもになるはずがない。
アツアツのお餅で作ったイチゴ大福は・・・
自分が作ったものはまず食べちゃおー。
出来立てほやほやをまず一番に口にする子どもと大人。
もちろん、私もそう♫
私のなんて・・・その名もイチゴ乗せ大福ー♫笑
始めは一応包んだつもりが、お皿に置いた途端ににょきにょきイチゴが浮いてきて、
みんなで大笑い笑
見た目の美しさよりも有名店の美味しさよりももっと素敵な味がある!!
不細工な大福を頬張る子どもたち。
口々に美味しいね~と言い合う家族。
今度は何にしようかと考える子どもたち。
どうしたら綺麗に作れるのか考える子どもたち。
イチゴ大好きな子は餡子なしの大福が作れる。
今ではスーパーやコンビニでも簡単に買ってくることができるイチゴ大福でこんなに大人も子どももワクワクする。
これはどうしよう。手につかないためには・・・
何を入れたらおいしいだろう?
こんな経験をした子どもたちはきっとまたイチゴ大福が作りたくなるはず。
やらされることとは比べ物にならないほど、子どもたちは自分で考え行動を始めるきっかけになる。
今の時代だからこそ、学びのスタイルについて考えてみませんか?
作るときも食べる時も、みんな手にお餅をベタベタつけながら・・・
なんとも不細工な大福を頬張る。
その姿は決してスマートでもなく綺麗でもない。
この姿の中に、有名なお店よりも学びの美味しさがある。
このベタベタのお餅だらけの手の中にワクワクの種がたくさん詰まっている。
子どもの学びはどこにあるのか生活の中を見回してほしいと思います。
スーパーに並んでいる大福でもなく
有名店の大福でもなく
一粒のもち米からたくさん生まれた子どものワクワク♫
私の大好きなもち米たち・・・を最後に・・・